築地マグロ屋3代目

築地マグロ屋3代目が、豊洲市場で毎日行う本鮪・インドマグロの競り情報を発信。仲卸ならではの鮮度と熱気をお届けします。

ちょっとした懸念(><)

今日は日本海側の本マグロが『山!』
海の物ですが(^^;;)まさに山のように本数ありました。
定置網は佐渡島定置に石川県能登島根県辺りもありましたかね~!
後は境港の旋網!!
もう卸各社にあふれんばかりの本数。。
「これだけ本数あれば・・・」
の私の想った通り!メジも、箱物で現地の浜で卸身にしたマグロまで・・・

お得意に魚屋さん・・・
『こんだけマグロあったって、マグロだけ食べてるわけじゃないからね~』

・・・・おしゃる通りです。。。
もう本当に供給多可!
市場の需要量を完全にオーバー!!

「冷凍しちゃえば??」
よく言われますが、ただでさえ水分の多い本マグロ、さらにプラスして
ただでさえ水っぽい旋網漁のマグロ・・・
冷凍は利きません。解かしたらすぐ変色してしまうでしょうね~
水分多すぎて。。
しかもヤケの多い旋網、定置網ですから、数が捕れれば捕れるほど
手当も遅れますからヤケも多いでしょうね~

しかも今の日本海の本マグロ、産卵期の為卵、持ってます。。
その卵を抱えた本マグロを網で大量に捕ってしまう上に、品物は冬のマグロのようにはいかず、
またヤケも多く、身は水っぽく・・・
そして需要以上に捕れてしまっていることでセリ場では買い手がつかず
最終的には切り身用やらのような値段で投げ売りされてしまうという・・・・
この状況、毎年本当に器具するとともに、
『このマグロの卵を産卵させて、冬の津軽海峡に北上するくらいまで
捕るのを持ってもらえないものかと・・・

網が動かない定置網ならまだしも、船でおっかけて根こそぎいってしまう旋網漁は・・・・

「世界に先駆けて一番の消費国!日本が先頭に立って・・・」
なんて言っておりますが、いっていることとやっていることは逆!!
日本海側のメジマグロの漁獲枠はとうに上限に達しているはずですが、これだけ
マグロが入っているのですし、現に日本海のメジも箱物屋さんで売っておりますから・・ね~


ということで今日は山のように近海の本マグロがある中、あえて天然のインドマグロです(^^)




脂もあります!色もあります!!味も・・・ウマいです(^^)
近海の天然マグロが多いおかげで?相場も下がっている天然インド!
今日は敢えて!そこにいってみました。
色持ち良いですからね!ニュージーランド産の天然インドは(笑)


今日のような現状をマグロの仲買として喜ぶべきか、悲しむべきか・・・・
私はマグロが大好きなので、いずれクジランのように
「食べられなくなってしまう」ようにはなってほしくはないんです。。。

資源保護という観点では、アメリカをはじめとする大西洋の方が
「進んでいる」ということは認めざるを得ない。。ですね

「漁師さんの生活」
も理解はいたしますが、一度に大量に「捕りすぎ」は避けられないものなのでしょうかね。
一度に大量に持ちの悪いマグロを持ってこられても、売り切れる量には限度がありますし、
旋網は冷凍は効かないし・・・・


贅沢かもしれませんが、
『多すぎても困る』
なかなかうまくいかないものですよね。。。

ちょっと懸念をもってみました!