築地マグロ屋3代目

築地マグロ屋3代目が、豊洲市場で毎日行う本鮪・インドマグロの競り情報を発信。仲卸ならではの鮮度と熱気をお届けします。

インド屋さん(笑)

今日のセリ場も大西洋のボストン・カナダ産のジャンボとオーストラリア産の天然インドが’ほとんど。

「もし輸入物が無かったら・・・」と思うとなかなか悲惨な状態だと思います。
今日は近海物、昨日より少ないですね。
物が良くなってきつつある東沖の近海バチも今日は見かけず、本マグロが何本かあったかな?
という感じです。

もちろんこうなってしまうと大西洋ジャンボに買い手は集中するわけでして、しかも今日のジャンボは
どれも品物良さそうでしたので、まぁ今日は高いだろうと・・・・
ただ昨日もそこそこ本数があって、今日も20本くらいはあったので
「もしかしたら下がるかも??」
と思って下付けだけはしておきました。
で・・・・結果、相場は昨日より下がったんですがそれでもまだちょっと高いかな~と。。

もしインドが無い状態であれば無理してでも仕入れますが、現状でまだインドで良いものを仕入れられているので(笑)




今日はインドだけ3本、仕入れました。
本マグロは養殖は仕入れておりますが、天然物は完全にインド屋さん状態です(笑)
ちなみに正式名称は「ミナミマグロ」です(^^;)今さらですが・・・

「インドマグロ」という呼び方の由来ですが、私が聞いたのはインド洋で捕れるから・・です。
昔は生で持ってくることも少なく、主にケープタウン産の冷凍物が主流でしたね!
今は交通網も発達し、オーストラリアはニュージーランドからでしたら数日で日本まできます。
ケープタウンですら生で持ってこれるほど、今ではインドもいい時期のものは生できてます。
でも・・・オーストラリアやニュージーランドはインド洋ではないな~って(笑)

「南半球で捕れるからミナミマグロ」が正しいんだと思います(^^)
でも・・・市場の人でインドを「ミナミマグロ」って言ってる人、見たこと無いなぁ~(笑)

ちなみにクロマグロも「クロマグロ」って呼んでいる方、いません!
もちろんクロマグロでも通じますが、ほぼ全員が「本マ」ですね(笑)
あと大西洋のボストン・カナダ・ノースカロライナ・フロリダなどは「ジャンボ」です。
あまり大きくなくても「ジャンボ」です(笑)

昔は地中海も「ジャンボ」って言ってたような気がするんですけどね~(^^;)