築地マグロ屋3代目

築地マグロ屋3代目が、豊洲市場で毎日行う本鮪・インドマグロの競り情報を発信。仲卸ならではの鮮度と熱気をお届けします。

好み(^^)

今日も近海は津軽海峡の大間、三厩などに
大西洋のボストン・カナダ産と天然本マグロが中心。
国産養殖を買うのであれば大西洋の結構な上物が買えてしまうという・・・
変な逆転現象??になっています。
「逆転!?」と書きましたが、おそらく世間の認識では
「天然>養殖」
だと思います。が、まぁそれだけ養殖物が良くなり、
需要もあるということなんでしょうね~

それと難しいのは、変に品物を替えられないという・・・
現代ならでは?の事情。。


特に大手のチェーン店などが一番嫌うのは
「こないだのマグロは美味しかったのに今日のはおいしくない」
と言われてしまうこと。。
毎回、ほぼほぼ同じ味の養殖マグロを使っていて、
『時季で良いから』
と言って大西洋の天然本マグロなんかを使ってしまうと
大西洋の時季が終わってまた養殖に戻った際に
「前のは美味しかったのに・・・」
となってしまうんですよね。
これが個人でやっている町のお寿司屋さんなんかですと
板場の大将なり板前さんがきちんと説明もしてくれるのでしょうが、
量販はその前の段階「前のは~」となってしまうこと。そうならないために
幾ら大西洋が時季で美味しくても、養殖マグロ以外は使わない!!(使えない?)
となるわけです。
なのでいくら天然が良くて安くても、養殖が先日のように無くて高くても
『養殖本マグロのみ!!』
になるんですよね~
これは別に量販店が悪いわけでも、養殖マグロが悪いわけでもないんですよね。
量販店に訪れるお客様が
『同じ料金、同じ味』
を求めている以上、そしてそれを実現してくれる養殖本マグロの技術力の高さ!

ただ個人的には魚というのはその日、その時の物自体の違いだったり
味の違いだったり・・・というのが面白さであると思っております。
ある意味「ギャンブル!?」という言い方は変ですが、『一期一会』的な(笑)


当店はマグロとマカジキ以外は扱っておりませんが、
マグロの毎日扱っていても天然物には忘れられない
『思い出の1本』
があります。良くも悪くも・・・(汗)
ですが養殖マグロにはその「思い出の1本」というのはありません。
それだけ同じように魚を作れる、そのことに感服いたしますね!!


魚も野菜も果物も・・・
地球の「四季」を食で楽しめるというのは・・・自然に感謝ですね(^^)


と思い切り個人的な思いからそんなことを書かせていただきましたが、
今日の魚も「好み」がはっきりする魚!




『スバらしいね~』と「脂薄いね~」
両方いただきました(^^;;)
個人的にはこういうマグロ、好みです♪
脂もそんなに薄くはないと思うんですけどね~

ただ、使われるお客様にご納得いただける魚とご用意するのが私のお仕事(^^;)
脂の強いものもご用意しております!

が!私、個人的にはこっちだなぁ~~~(^^)


休み明けの月曜日はカナダ産が多い!?ようです。