築地マグロ屋3代目

築地マグロ屋3代目が、豊洲市場で毎日行う本鮪・インドマグロの競り情報を発信。仲卸ならではの鮮度と熱気をお届けします。

上身と下身

今日も変わらずそこそこの本数が出ておりましたが、まぁ脂のほとんど見えない真っ赤な魚か、脂があるのはなんともヤケがありそうな雰囲気のものが多く、温かくなってきてマグロの仕入れが非常に難しい時期になってきましたね~

一番安心できそうなのが境港の旋網というのがなんとも言えない状況ですが、他の長崎県壱岐勝本産や他の日本海の釣りはなんともヤケてそうな感じしかしなく、塩釜は完全に脂抜けました。まれに脂見えるのがあるんですがそういった魚は当然のように高い・・・

個人的には今日は塩釜の旋網漁の良いのを全部で4本しか付けてませんでしたが、その4本はわたくしの上限を超えてしまい、他に目ぼしい魚がなかったので早々にセリ場を後にしました。全体見ても良さげな前列は値段出てましたし、脂が薄くなる後半列は漁師さんがかわいそうになるくらいの値段。。まぁ脂ならインドのほうが全然良さそうな感じです。

 

 

ということで今日も焼けた天パをはねて一生懸命販売(笑)

赤身跳ねると天パが焼けているとはとても思えないほど良いマグロになります(笑笑)

 

 

昨日と全く同じ魚ですが、全然色変わってません。

今日売っていったのは上身。

 

マグロって同じ魚体で「上身と下身」があるの、ご存じですか?

まぁプロの方はもう全然気にしないでスルーしてください(笑)

 

マグロは船で捕られて水揚げされてから横に寝かされた状態で市場まできますが、水揚げされてからセリ場まで、基本的には同じ向きで運ばれてきます。

横に寝た状態で中落が取れる中骨から下身、上身となります。

下身は上身の重さが乗ってしまうのでどうしても身にストレスがかかっており、身割れしていたり、シミが出てしまっていたりも結構あります。特に旋網のような大捕りの漁はもともと身が柔らかいところに魚体がでっかいとその重さが下身に乗っかってしまうのでどうしても身割れが多くなったりしてます。

逆に上身にそういったストレスは身にかかりませんので身がしっかりしていたり、シミや身割れのリスクは下身よりは減ります。ただまれに逆に「上身が良くない」なんてこともあったりするんですが・・・(^^;)

 

今日も出てましたが、これからが時期のインドマグロなどは、上身と下身が全く違う魚のように出てしまうこと(業界用語で「おかめ」って言います(笑))があります。

これはけっこうインド特有なのですが、よく聞くのは輸送の際の氷の当たり方で魚が変わってしまうのでは?という・・・

氷は上から溶けていきますから、だんだん溶けていく過程で上身のほうの氷が解けて下身しか冷やされていない状態でそうなっているのでは??という事なのですが、真相って誰もわかってないんじゃないですかね??

 

とにかくインドは「おかめ」が多いです。。

 

 

このままではそろそろインド、買わなきゃですかね~???